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フェラーリ 458 (2009～）

458は、F430（2005～2010）の後継として2009年にデビュー。車名の458は排気量4.5リッター、気筒数8を意味します。スタイリングを手がけたのはピニンファリーナ。ボディサイズは前身のF430とほぼ同じですが、空力特性を改善し、大幅に軽量化しているのが特徴です。

まず2009年秋に、クーペモデルの458 イタリアがデビュー。日本では2010年3月に発売されました。自然吸気の4.5リッター（4499cc）90度V型8気筒・直噴エンジンは、F430に比べて80ps増の570ps/9000rpm、7.7kg-m増の55.1kg-m/6000rpmを発揮。トランスミッションには、フェラーリのミッドシップ車で初のゲトラグ製7速DCT（デュアルクラッチトランスミッション）が採用されました。車重（カタログ値）は先代F430より70kg軽量化されて1380kg。0-100km/h加速は3.35秒、最高速度は325km/hと発表。発売当初の価格（消費税5％込み）は2830万円でした。

2011年9月には、オープンモデルの458 スパイダーがデビューし、日本でも同年10月に発表されました。車重は458イタリアに比べて50kg増しとなるものの、前身のF430 スパイダーより90kgも軽い1430kg。ミッドシップ車で初めて採用された電動格納式アルミ製ハードトップは、F430 スパイダーの電動ソフトトップより約25kg軽く、わずか約14秒で開閉できます。パワートレインは458 イタリアと同じで、570psと55.1kg-mを発揮。0-100km/h加速3.4秒、最高速度320km/hを誇ります。発売当初の価格（消費税5％込み）は3060万円でした。

2013年9月には、458 イタリアをベースに、パワーアップや軽量化を施した458 スペチアーレが発表され、日本でも同年10月に発表されました。ムービングパーツの変更や圧縮比アップ（12.5→14.0）が図られた4.5リッターV8エンジンは、35psアップの605psを発揮。車重（カタログ値）は90kg軽量化されて1290kgとなり、0-100km/h加速は3.0秒に短縮。価格（消費税8％込み）は3390万円とされました。

Specifications : 諸元

2010 フェラーリ 458 イタリア
■全長×全幅×全高：4527×1937×1213mm ■車両重量：1380kg ■エンジン形式：V型8気筒DOHC・4バルブ ■排気量：4499cc ■最高出力：570ps/9000rpm ■最大トルク：55.1kg-m/6000rpm ■トランスミッション：7速DCT ■最高速度： 325km/h ■2010年当時の新車価格：2830万円

2011 フェラーリ 458 スパイダー
■全長×全幅×全高：4527×1937×1211mm ■車両重量：1430kg ■エンジン形式：V型8気筒DOHC・4バルブ ■排気量：4499cc ■最高出力：570ps/9000rpm ■最大トルク：55.1kg-m/6000rpm ■トランスミッション：7速DCT ■最高速度： 320km/h ■2011年当時の新車価格：3060万円

2014 フェラーリ 458 スペチアーレ
■全長×全幅×全高：4571×1951×1203mm ■車両重量：1290kg ■エンジン形式：V型8気筒DOHC・4バルブ ■排気量：4499cc ■最高出力：605ps/9000rpm ■最大トルク：55.1kg-m/6000rpm ■トランスミッション：7速DCT ■最高速度： 325km/h以上 ■2014年当時の新車価格：3390万円

※価格は日本での正規販売価格です。スペックは年度や仕向け地によって異なることがありますので参考値です。

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